鎌倉山 四季の風音

梅の花に目を留めると

静かに近づく春の足音

始まりの季が訪れようとしています。

私が この鎌倉山で始まりを迎えた季を

思い浮かべてみました。




遡ること 1997年

今とは大きく異なる時代でした。

その時代の鮮明な記憶は

言葉で表すなら「豪快」と「繊細」です。

この言葉は

当時の印象深いゲスト方々の魅力を反映しながら

「豪快」は、経済発展の情熱的な有様。

「繊細」は、日本古来の文化的思想の優しさ。

それぞれが当時の世相を象徴していると感じます。




コントラスト鮮やかな活気溢れる高度成長期でした。

この時代で学んだことは

私にとって大切な教訓であり

今も私の信条にも影響しています。

私の信条とは

ゲストを魅了する食の技術と

皆様を喜ばせる心遣いに通づる粋です。

このような信条を胸に

2024年に生きる私が

始まりの季を迎える皆様に願うのは

どんな時も苦楽を共にし

明るく強い心で

豊かな生活へと繋がる挑戦を続けることです。




鎌倉山 お庭の梅は満開が近いです。

冬空の下

やがて来るであろう

春を予感させる香り放つ有様は美しい限りです。

この梅の花が実になる頃は

鎌倉山が緑に溢れ最も美しい季です。

今から楽しみです。



緑寂しい季節ではありますが

名残りの水仙、見頃を迎える梅の花など

この季節ならではの風情漂う鎌倉山。

ぜひ お越しください。