鎌倉山 四季の風音 |
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2024年4月30日 鎌倉山 草花の物語 |
紫陽花の蕾が膨らみ始めています。 今日は、鎌倉山 草花の物語です。 広い空の下、風に揺れる竹林、 野鳥の囀りと共に樹々が囁く雑木林。 熊笹に取り囲まれたように、生い茂る美しい芝生の庭。 ここ、ローストビーフの店 鎌倉山 本店は 日本の四季を象徴する草花で年間を通して彩られ、 寒さが残る時期に咲き始める水仙や椿から、 春の梅、山百合、桜、 そして夏へと続く鈴蘭、躑躅、紫陽花、朝顔、 秋の訪れを告げる彼岸花、萩など、 訪れるすべての人々に自然の美しさを提供しています。 こうして自然に恵まれた特別な場所に ひっそりとたたずむ私たちの店。 その魅力は、 戦前から受け継がれた木造建物にも宿っています。 ノスタルジックでありながら優雅なその空間にも、 鎌倉山ならではの草花が、ひっそりと息づきながら、 食事を楽しむすべてのお客様に癒しをもたらしています。 |
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その鎌倉山 店内に息づく草花は 建物と同様に歴史を刻んできた ダイニングテーブルに施されています。 個室も含めて、 20枚近くある鎌倉山のダイニングテーブルは 全て、独特な木目が美しく 艶やかなコーティングが特徴的な バーズアイ・メープル素材によるオーダー作りです。 希少価値の高い「バーズアイ=鳥の眼に似た杢目模様」の 煌めくような鮮やかな木目の素材のテーブル面に、 この鎌倉山に咲き誇る草花が 象嵌(ぞうがん) という 繊細な装飾技法を用いて施されています。 楽器、装飾品などに 古くから用いられてきた芸術技術でもある象嵌は 「象」=かたど(る)、「嵌」=はめ(る)、 という言葉どおり 一つの素材に異なった素材を 嵌め込んで模様を描く技法のことを言います。 光と影、 色と質感のコントラストを駆使して、 見る角度によって 異なる表情を見せる鎌倉山の草花たち。 梅、桜、朝顔、紅葉、山百合といった草花が、 すでに30年近く この鎌倉山のダイニングテーブルで、 沢山のお客様と共に優雅な時間を刻んできました。 どうぞ鎌倉山へお越しいただき、 鎌倉山 草花の物語を、こころゆくまでご堪能ください。 |
ローストビーフの店 鎌倉山 本店 店長 菅野明広 |
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